キャンプ中の健康と安全への取り組み(主に宿泊キャンプの実施内容)

当校のスタッフは、キャンプ現場で以下の方法でこども達の健康管理と安全管理に万全を尽くしています。

キャンプ中の健康管理について

【参加用健康管理(チェック)表での管理】

参加者様には集合当日「参加用健康チェック表」のご提出をお願いします。
各項目詳細事項をご記入の上、集合当日に担当グループリーダーにご提出と内容のご説明をお願いいたします。リーダーによる投薬補助が必要な場合などは「薬品名、用法、用量」などを詳しくご説明下さい。キャンプ現地で健康状態基礎データとして利用しています。


【スタッフ用健康管理(チェック)表での管理】

お申込書に事前にご記入いただいた各項目(アレルギー、投薬、既往症、夜尿症など)と集合当日にお預かりした「参加用健康チェック表」の内容を照らし合わせ、変更事項を各担当グループリーダーおよびヘルスケア担当リーダーがスタッフ用健康チェック表を使用して管理しています。
またこども達の心身の健康状態を常に把握出来るように「けが、疾病、食欲、睡眠、排便、ホームシック、いじめ、けんか」などの詳細項目を設け、常にチェックしながらキャンプを行っています。


【投薬確認チェック表】

キャンプ中にお薬を飲んだり塗ったりする必要がある場合は、二次発送資料同封の参加用健康チェック表にその旨記載ください。現場において「投薬確認チェック表」を用いてこども達に確実に服薬・投薬が行われたかを専任スタッフがそれぞれのタイミングで確認します。
夜間のミーティングでも再チェックし、飲み忘れなどがないように細心の注意を払っています。


【食物アレルギーへの対応】

キャンプお申込み時にご提出頂く申込用紙に記載の内容を、事前に宿泊施設や関連施設に提出して可能な限りアレルギー対応食の準備をしてい頂いています。
また現場においても対応食用の目印を作成し、対応食が該当者に配膳されるようになっています。

しかしながら完全にアレルゲンを排除できる環境には無いため、なんらかの症状を発症する食物アレルギーをお持ちの場合は、必ず事前にかかりつけ医とご相談の上、対処薬などをご持参下さい。

また、キャンプ地は病院までの搬送時間がかかる場合が多いため、病院搬送(病院での治療)が必要な症状を発症する可能性がある場合は、いずれの宿泊キャンプにもご参加頂けません。


【夜間スタッフミーティング】

上記各種健康チェック表の他に「投薬確認チェック表」と「食物アレルギー対応確認表」などを使用した健康・安全管理ミーティングを毎晩実施し、その日のこども達の体調を一人一人確認しています。
またこども達同士のコミュニケーションの具合や、ホームシックなどの心配事がないか一人一人の心の状態をミーティングで情報共有し、担当リーダー以外のスタッフも該当者に気を配れるようにしています。


【解散時の説明】

キャンプ中のこども達の状態(要連絡事項)を記録した「保護者様宛連絡シート」をキャンプ解散式に担当グループリーダーからお渡しするとともに、内容について口頭説明もするように心がけています。元気よく遊んでできた擦り傷や微細な変化など、把握している状態について可能な限りご説明しています。


キャンプ中の安全管理について

【安全管理トレーニングと管理マニュアル】

当校のスタッフは年間を通じて野外活動の実技研修を受けた学生及び社会人の指導員で構成され、組織的な安全管理を心がけています。
スタッフ全員リスクマネジメント研修を受け、各プログラムやフィールドの状況を把握し事前にリスク管理を行えるようにトレーニングされています。
また管理マニュアルに沿ったリスクマネジメントを行い、こども達が楽しく安心してキャンプ活動ができるように細心の注意を払いながらプログラムを運営しています。


【万が一のために】<現役救急および消防隊員による研修>

あってはならない万が一のために、定期的にリスクマネジメント研修と消防署員(救急救命士、レスキュー隊員)による救急救命処置、応急手当の実技訓練を行い、事故を未然に防ぐ訓練と傷病対応の準備をしています。


【こども自身にも安全と危険を見分ける力】

キャンプの各シーンにおいて必要な注意事項をアナウンスし、チェックシートで確認しながらこども達も安全意識を持てるようにしています。
具体的に行動、服装、天候、危険生物、環境要因などの注意点をチェックし合い、こども達自身で危険から遠ざかることができるようにしてます。


【傷病者発生時の対応】

当校が設定している危機(事故、疾病)対応マニュアルをスタッフ全員が携行し、速やかな組織的対策が出来るようにしています。もしキャンプ中に医療機関での加療行為が必要な傷病が発生した場合は、現地管理者より保護者様緊急連絡先へ第一報をするとともに、速やかに医療機関への搬送が出来るよう現地手配済みです。
医療機関での加療が必要か判断が微妙な傷病に関しては、現地管理者より保護者様に連絡の上、対応を相談するようにしています。


【解散時の説明】

先述の「保護者様宛連絡シート」に擦り傷や微細な体調変化などを記載してお渡しすると共に、手当、看病および医療機関での受診・医療行為を別途「傷病者カルテ」に記載し、それぞれの状態をしっかりとお伝えできるよう解散時に口頭で説明しています。


【保護者様へお願い】

最も効果の高いリスクマネジメントは一人一人の心構えです!
保護者様におかれましてもキャンプ活動の注意点をご理解頂き、こども達に事故や怪我の無いようにするためにもキャンプ同行リーダーおよび責任者の現場の指示に従い、こども達自身にも上記について十分注意するよう促しておいてください。またキャンプ中に上記のような怪我や体調不良が発生した場合はすぐに当校スタッフにお申し出になるようにお子様にお伝え下さい。